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この記事でできること

S2P(Source to Pay)は、調達依頼→発注→請求→承認→支払までの流れを一気通貫で管理する考え方です。この記事では、SankaでS2Pを運用するための基本手順とポイントをまとめます。

S2Pの全体像

  • 調達依頼を起点に、発注・請求・支払までの状態を可視化する
  • 部門別の承認ルールを統一し、支払漏れや重複を防ぐ
  • レポートで支出の傾向を把握し、改善につなげる

手順

  1. 仕入先・承認ルールを整える 取引先情報を整理し、金額や部門に応じた承認ルールを決めます。
  2. 発注を登録する 依頼内容をもとに発注を登録し、金額・納期・担当者を明確にします。
  3. 請求を取り込む 請求書や支払依頼を取り込み、発注と紐づけて管理します。
  4. 検収・突合を行う 数量・金額・納期の差異を確認し、必要に応じて調整します。
  5. 承認を進める 承認ルートに沿って処理し、承認結果を記録します。
  6. 支払と記録を完了する 支払日と支払方法を確定し、支払状況を更新します。
  7. レポートで可視化する 支出の推移や部門別の傾向をダッシュボードで確認します。

運用を安定させるポイント

  • 発注番号・請求番号・支払期日は必須項目として運用する
  • 例外対応(差異・緊急支払)はルールを決めて記録を残す
  • 週次・月次のレビューを習慣化し、遅延や重複の兆候を早期に発見する

よくあるつまずき

  • 発注と請求が紐づかない
    • 発注番号や取引先名の表記ゆれを統一します。
  • 承認が止まる
    • 承認者の権限と通知設定を見直します。
  • 支払漏れが起きる
    • 支払期日で絞り込めるビューを用意し、日次で確認します。

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